MrsMaenSue

2017/11/15

Mrs Maen Sue

メン・スーさん

あなたは不意にやってくる婦人

メン・スーさん 麦藁帽子をかぶって 少女のよう・・・

でもその顔には 深い皺が集まっている

青白くつるりとした可愛い卵だったの

あなたも かつては ね・・・

メン・スーさん

毎月まいつき

あなたがわたしに降りてくる

おきゃくさま

 さいきんのあなたは急ぎ足

 わたしのはなしもちゃんと聞いてくれないのよ

 ブルーベリーのスコーンと

 あっつい お茶でもどうぞ・・・

 って 勧めているのに

 メン・スーさん

 今月のたまごの精算です。

 あなたはさっさといらして

 あなたは少しだけの水分を撒き散らして

 そしていつのまにかサヨウナラ

 星の砂だけ

 残して・・・

  メン・スーさん

  はじめてのころはあなたがよくわからなかった

  あどけない少女のいたずら千万

  わたしの中に住んでいるの?

  自分ではちっとも判らないよ

  麦藁帽子をかぶって こんなにたくさんベリーが取れたよと大喜びね無邪気なメン・スー

  おなかの中から引っ張られるような痛みを感じて

  いつもあなたが騒ぐときには

  わたしは寝込んでいましたよ

  

  だんだんと あなたが来ることにも慣れて

  ご来訪に向けて準備して

  そう メン・スーさん

  あなたをこころから出迎える

  そんなころ

  メン・スーさん 相変わらずの麦藁帽子に

  フリフリのスカートでやってくる

  あなたの顔が

  いつから そんな しおれた顔になったの

  メン・スーさん

  しわくちゃな顔をもっともっとしわくちゃにして

  何がおかしいの

  そんなに爆笑して・・・

     メン・スーさん

     あ あなたさえ い いやじゃなければ

     もっと ここに と とどまって も・・・

     と 声をかける前に

       もう帰らなきゃ!!

     と 駆け出す 後姿だけは少女みたいな

     メン・スーさん

     メン・スーさん

     あなたの影がいつのまにか こんなに薄い

     こんなにみすぼらしいお部屋でよろしければ

     来月も忘れずいらしてください

     ませ